068602 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

イグアスの滝

イグアスの滝 旅日記

旅人:私(aya)、koh、5?才にして初海外旅行のayaママ、
兄の娘mona(5歳)、兄嫁の叔母さん


写真はコチラ (ログインID:aya56
ゲストパスワード:koh-igu ) で、見てください。

< 2004年 8月11日 水曜日>
日付が変わってすぐ、私たちはイグアスの滝空港にいた。
夜中だというのにご苦労様。にこやかな女性のガイドさんが待っていてくれた。
私たちを今日から3泊するホテルBOURBON IGUASSU GOLF&RESORT まで送ってくれた。
フロントでチェックインを済ませ(その間も眠ったkohを抱いていた)カートで荷物とともに、バンガロー風の部屋まで送ってもらった。
こちらの部屋割りも、リオ同様 私&koh&ayaママチーム、mona&叔母さんチームになった。
部屋につき、荷解きをし、シャワーを浴びてゴロリとベッドに寝転び、数秒で眠りについた。

7時起床。
昨夜の疲れが取れぬまま、眠い目を擦りつつ、朝食へ向かう。
部屋からレストランまでは、しばらく歩かないといけない。
朝の冷たい空気で、ちょっと眠気が覚めた。
レストランでは、やはりバイキング。
今日も、バナナなんかをこっそり鞄につめる。

8時半、ロビーに集合。
小さなバスで昨日のガイドさんがお迎えに来た。
今日は、ブラジル側の国立公園からイグアスの滝を眺めるツアーだ。
メンバーは、また各国から参加、20人くらいだった。
その中で、前の座席に座っていたイタリア人一家と仲良くなった。
旦那さんはポルトガル語が上手だった。奥さんはイタリア語で話、私はポルトガル語で返事をして それでも、一応話はできた。似てるからね。
面白い経験だった。
9歳と15歳の息子さん(とてもその年には見えないほど、ふけていた)は、とても面倒見が良く、kohもmonaも言葉は通じなくても仲良く遊んでもらった。

国立公園への入場は大人一人約19レアル(約760円)。入場料を払い、再度バスへ乗り込む。
バスを降り、ゴムボートで滝壷近くまでいくツアーに参加。(100レアル約4000円)
水飛沫で体が濡れるため、入り口の売店でポンチョ(6レアル約240円)を購入。
大型のジープで山道を分け入り、途中降りて歩いて川岸まで行く。
川岸までの道程中、滝を見るポイントもあったけど、小さなkohを連れての急な階段などで、追いかけるのに精いっぱいで、景色を眺める余裕もなかった。

川岸に到着し、靴も濡れるので脱いでいけと言われ、靴下も脱いでボートに乗り込む。
激流の川をボートは勇敢に登っていく。
「渦まいとるやんけぇ~!こえぇ~!!」と叫ぶ私を見て、恐怖にひきつるkoh。
私の手をしっかり握り、「ママ、コワイよ。もう嫌・・・。」と半泣き。
大人でも恐いもんね。そりゃ、帰りたくもなるよね。
でもごめんね。可哀相だけど、今更戻れないのだ。
何度も滝壷近くまで行ったり来たり、その回数だけUターンをする。そのUターンがまたコワイ!ボートは斜め!落とされるー!!
滝壷近くでは、あまりの水飛沫に目も開けていられないし、髪はベチャベチャでもう最悪。
滝を見るのが目的なら、ボートツアーは、別にしなくても良かったな。と私的には思った。だって、恐かったんだもん・・・。

またバスに乗り込み、滝見学コースの遊歩道入り口まで行く。
そこでは、たくさんのアナグマたちが出迎えてくれた。
人に馴れており、kohやmonaが近づいても逃げもしなかった。
それどころか、バナナの匂いに気が付いたのか、鞄を奪われそうになった。

遊歩道は約1.2km。さぁ、歩くぞ。
途中、たくさんの絶景ポイントがあり、写真撮りまくり!始終滝のゴゴゴゴー!という轟音が鳴り響いていて、迫力満点。
最後の方には、滝の中段にせり出した桟橋があり、大迫力の「悪魔の喉笛」や滝の下方を流れる川を眺めることができて、まさに自然のど迫力を味わうことができた。
その展望台にはエレベーターがついており、そこを登るとゴール。

上にはレストランやハンバーガー店があり、私たちは奥のレストランへ入った。
バイキング形式のその店は一人25レアル(約1000円)だった。(飲み物別)
レストランの屋外のパラソルの下のテーブルで、その下にはあの凄まじい滝が流れていると想像もできないほど、穏やかな流れの川面を眺めつつ、てんこ盛りのお皿を完食。だって、バイキングなんだもんねー。食べなきゃ損だしぃ。あんなに歩いたんだもんねー。と、デザートにまで手を出した食欲旺盛な私たち。

一番乗りで帰りのバスに乗り込み、一番後ろの席に陣取る。
国立公園のゲートを過ぎ、バードパークに寄る。(30レアル 約1200円)
中には、ブラジルに生息している鳥を中心に世界中から色々な鳥が集められていて、約150種類がいるそうだ。
そんなバードパークの散策路をまたまたえっちら歩いた。
たくさんのゲージがあり、その中に自由に入ることができるので、柵越しではなく、間近に鳥たちを見ることができて、とても感動した。
最後のほうには、手乗りのオウム(?)がいて、抱っこしたり肩に乗せたりして写真を撮ったりした。Kohもおっかなびっくりながらも抱いていた。
出口は、お土産の売店を通らないと行けない寸法になっていて、否応無しにお土産物を見るはめになるのだが、木彫りや石造りの鳥の置物なんかはよくできていて、キレイだった。

夕方、ホテルに到着。(イタリア人一家も同じ所に泊まっていたよ)
歩きつかれて部屋でのんびりした。
元気なmona&叔母さんチームは、辺りの散策にでかけたそうだ。
シャワーを浴び、夕食をとるため レストランまで歩く。
(ただし、昼間食べ過ぎた母と、疲れて既に眠ってしまったkohを除く)
ここのホテル、朝晩の食事がついている。だって、近くにレストランなんてないし、街から離れているからね。
で、夕食もバイキング。
たいした料理も並んでなく、文句言いながら、でもデザートは種類が豊富でそっち中心に食した。イカンイカン。

食後は部屋へ戻り、シャワーを浴び疲れた足をモミモミ。
グースカいびきをかいているkohの隣でまたまたあっという間に就寝。
日ごろの運動不足で、かなりグッタリモード。


<8月12日 木曜日>

早寝早起きが、すっかり板についている。
しかし、昨夜超早寝をしたayaママは、まだ日も昇っていない暗がりでモゾモゾ起床。時計がないのでTVをつけたりしはじめた・・・。
おいおい!まだ日の出前じゃんよぉ~!
4時半だった・・・。
モゾモゾやってる母親に、文句を言い、気にしながらも無理矢理眠った。
朝7時起床。
準備をし、monaたちと一緒にレストランへ。
またまた、爆食。お土産付き。

今日は、アルゼンチン側からイグアスの滝を見学するというツアーに参加。
今日も、8時半集合。
昨日とほぼ同じメンバーで、例のイタリア人一家も一緒だった。
さっそく、kohとmonaはお兄ちゃん達に遊んでもらっていた。

アルゼンチンの国境を渡るため、パスポートを提出、特に出国や入国のスタンプを押されることも無く、すんなりと国境のある橋へ。
国境を越えるための手数料かな?は、私たちはブラジル在住だったため、若干安かった。
何でだろ?(いくらだったか忘れちゃった・・・。)

国立公園に到着し、暫く歩くとそこには駅があった。
環境を考えて園内での移動はバスではなく電車を利用するようになったようだ。
約30分毎に運行されている電車(無料)は、意外とたくさんの人を一度に乗せることができた。
あまりガードがない簡単な作りの電車なので、風を十分に感じることができ、お天気の良い今日はとても気持ちが良かった。

電車を降り、またまたハイキングコースが始まる。
ひたすら歩くのだが、見る場所毎に表情が違う滝を眺めるのはまた楽しかった。
ブラジル側からだと、滝を遠くから見ながら歩き、最後に近づく感じだったのだが、アルゼンチン側からの眺めは、滝が流れ落ちる様子が間近で見えるポイントが多かったように思う。

最後で最大の見所である「悪魔の喉笛」は、その真ん前まで続く桟橋があり、まったく大迫力の景色を見ることができる。(ポンチョをお忘れなく)
その橋を渡る間も、たくさんの色とりどりの蝶が飛んでいて、たまに肩や手の平に乗ってくれたりして、普段蝶や蛾が苦手な私でも、触ってみたい衝動にかられた。
その他、野生のトゥッカーノ(写真見てね)を何羽も見ることができたし、カメちゃんなんかが甲羅干ししている風景を見れたり、自然を間近に感じることができた。

かなりの距離を歩き、結構疲れた。
滝から一番近い駅から電車に乗って、昼食ポイントへ。
簡単なレストランがあり、ハンバーガーなどを注文。
めちゃめちゃでかくて、ビックリした。

昼食後、またまた歩いて滝見学。
とにかく、このツアーは歩く事が苦手な人には向いていない。
イグアスの滝をみたいなら、足腰の丈夫なうちに行っておかないと大変だ。
帰りのバスに乗ったのは午後3時。
歩きに歩いたツアーだった。
大人でもかなりへばっていたのだが、kohもmonaもほとんど自力で歩く事ができた。
それは、サミーとマテウ(イタリア人の息子さんたち)のお陰である。
ずっと、二人がkohとmonaと遊びながら歩いてくれていたので、「おんぶ~!」だの「だっこ~!」だの言われずにすんだのだ。感謝、感謝。

バスは、自家製チョコレートが売っている大きなお土産店へ向かう。
とにかくお土産の嵐!
例のイタリア人一家は、(特にお母さん)お買い物狂で、しこたま買って大満足な表情だった。
私たちは、あまりお土産を買う予定にしていなかったので、外でのんびりお話したりしていた。

ホテルに到着し、私とkohとmonaは、部屋の側の池のほとりで、鳥を眺めたり、周りをグルグル歩いたりしていた。
すぐ、夕飯の時間になったので、今日は全員でレストランへ行った。
昨夜よりは、マシな料理でちょっと良かった。
で、相変わらず早寝な私たちは、シャワーを浴びたらあっという間に眠った。


<8月13日 金曜日>

今日はゆっくり起床。
時間ギリギリに朝食を摂る。
昨夜「私たちは明日の7時の飛行機でサンパウロへ発つ」と言っていたイタリア人一家には、レストランでも会う事が無く、お別れの挨拶もできなかったなぁ。などと思っていたら、彼らは「朝7時」の飛行機で発ったとのことだった。
こんなことなら、昨夜ちゃんと挨拶しておけばよかった・・・。

荷物を片づけて、12時にチェックアウト。
フロントに荷物を預けて、カートでホテル敷地内を案内してもらった。
残念ながら、ゴルフコースのほうへは安全の問題で行けなかったけど、途中に遊具のある一角をみつけたので、そこで時間をつぶした。
Kohは、そこにあった小さなピンクのお家がとても気に入ったようで、女の子のように、「僕のお家へどうぞ。ジュース飲む?」と接待してくれた。

1時ごろ、レストランへ行き、ランチ。
朝食を遅くとったので、あまり食べれなかったし、運ばれてくるのが遅く、約束の2時までギリギリだったので、頼んだデザートもキャンセルした。
空港まで送ってもらい、チェックイン。
PM4:00発のTAM航空で出発。
約1時間の飛行の後、クリチバという町の空港で乗り換え、上空から見た町がきれいそうだったので、本当は降りて観光したかったなぁ。
乗り継ぎの空港のTVでは、アテネオリンピックの開会式の様子が中継されていて、みんな見ていた。

PM5:30発の同じくTAM航空でクリチバを後にする。
TAM航空で毎回出される大きなキャラメル。私もkohも大ファンになった。
一番気に入っていたのはayaママ。
でも、ダイエット中なので、遠慮気味に食べていた。
PM6:30。サンパウロ市内の国内線空港に到着。
無事荷物を受け取り、夫の待つ到着ゲートへ出る。
でも、まだこの後、渋滞のサンパウロ市内を通り、高速道路で田舎町までの長い道のりが待っていたのだった・・・。



疲れた。本当に疲れた。
何が疲れたって、子供たちの世話(いちいちケンカばっかりしてた。)に一番疲れたかな。
あとは、片言のポル語でも一応通訳としての役目があったので、気疲れしたな。
でも、今回のこの旅行で少し、自信がついたかな。
旅の途中、コワイ思いをすることもなく、子供たちもケガや病気にもならず、無事に楽しく過ごすことができて、本当に良かった。
何より、母にブラジルの素敵な所を見せてあげれたことや、kohとの思い出を作ってあげれたことが 一番良かった。
沢山の写真と、沢山の思い出をずっとずっと大切に残していきたいと思った。


© Rakuten Group, Inc.
X